2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

目隠しプレイ~暗闇でDANCE!(2011年4月)

あの大震災から一ヶ月が経った。確かに「明けない夜はない」。だが、夜はまた、やってくる。そして、朝もやってくる。節電や計画停電など、省エネルギーで、エコロジーが求められる。ここ数年の潮流ではあったが、加速度を増すのは、こんな時期だからであることはいうまでもない。金やエネルギー使い放題のバブル景気に浮かれたこともあるが、いまや、そんなことを言っている場合ではないのだ。楽しみは、想像力と創造力があれば、いくらでも見つけれる。想像を創造へと変える力は持たざるものの武器でもあるのだ。

私が関わるグループセックスのサークルには、3Pをしたいという女性だけでなく、自らのセックスファンタジーを実現するために、参加されるという方も少なくない。すべての女性の願望や妄想を叶えるセックス・ファンタジスタを自認する私達としては、常日頃から創意工夫、鋭意努力を惜しまないのである。

その女性は、20歳代半ばの会社員の方で、検索サイトから私達のHPへ辿りつき、何度か、参加していただいている。いわゆるリピーターである。前回の参加時に、短時間だが、目隠しをされ、それがとても興奮したらしく、今回は目隠しプレイをしたいというリクエストをいただいた。1対1の目隠しプレイはあるが、2人きりなので、予測ができてしまう。それが複数だと、予測不可能、制御不能になり、もっと刺激的になるのではないかという。

というわけで、今回の“ミッション”は目隠しプレイである。前回も短時間だが、試みている。当然、それと同じことをしては面白くない。私達は予定調和を嫌う。想像や予測以上のことをしなければ、私達らしくないと、勝手に思っている。

私達のイベントでは、参加女性とホテルのロビーやラウンジなどで待ち合わせをし、メンバー紹介してから、ホテルにチェックインする。随分前だが、参加された女性に了解を取り、メンバーを紹介せず、私と二人だけで入室し、シャワーを浴びて、すぐに目隠しをしていただいたことがある。目隠しをしたまま、メンバーを入室させ、シャワーを浴びさせて、そのまま3Pへと雪崩れこんでいった。元々、私の知人が立案し、試したものだが、今回は、それの進化系、発展系を試みることにした。

勿論、数回の参加で、私達とその女性の間には信頼関係が築かれている。彼女は、私達なら安全に安心して、楽しめると信じて、身を預ける。当然、私達は、その信頼や期待を裏切ることなどしない。

待ち合わせの場所に現れた女性は、バンビのような(と、敢えて大時代的な形容をしてみる。わかる人はわかるはず)可憐で、華奢であるが、いつもより、少し緊張しているように見えた。目隠しプレイをするにあたり、ある試みがあるので通常の進行とは違うことをするが任せてくれないか、と事前に伝えてはいるが、待ち合わせに際して、改めて了解を取り付ける。

当然、快諾いただく。その時は、まだ、詳細は伝えていない。最初から種明かしをしたら、楽しみも半減するというもの。

その女性は、幾分、顔の強張りを増したように見えたが、その瞳の奥にはチャーミングなエロティシズムを湛えている。これから始まることに、不安や恐怖ではなく、期待で胸が膨らむというところだろうか。

まず、部屋に入ると、今回の私達の提案を快諾していただけたことに、改めてお礼をいわせていただいた。単なるネット経由の繋がりではあるが、その中で、信頼という絆を築けたことは嬉しい限り。

目隠しに興味を持ったのは、前回の“お試しか”だけではなく、「暗闇ごはん」という、浅草の寺院で行われている暗闇でごはんを食べるというイベントにもあったそうだ。暗闇ごはんとは、アイマスクを着用したまま、座敷に座り、暗い中、参加者が挨拶をして、打ち解けたところで、食事を次々と供していく。何が出てくるか、口にするまでわからず、食したときの意外性と、ただ、黙々と食すのではなく、コミュニケーションを取りながら進められていくという。そんなことを一度、体験したかったそうだ。

私は、その女性に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というイベントの話をする。日常生活のおける様々な活動を暗闇空間で、聴覚や触覚など、視覚以外の感覚を駆使して体験するエンターテインメント形式のワークショップこと。参加者は数名のグループを組み、光が遮断された暗闇の中に入る。アテンドスタッフのサポートのもと、暗闇の世界を探検し、音、匂い、味、温度、感触を暗闇の中で体験する。視覚が遮られることで、視覚以外の五感が研ぎ澄まされ、また、外見や肩書きにとらわれないコミュニケーションの可能性を見出せるプログラムになっているという。参加者の体験や感じたことを交換して、新しい関係を構築することが出来ることが特徴でもある。


今回、同イベントにインスパイアーされたものであることを告げる。30分ほど話したところで、その女性には、シャワーを浴びてもらう。その間、私は部屋のセッティングを開始する。

アロマキャンドルを燻らせ、怪しい匂いが部屋を満たしていく。そして、BGMに、i-podから中谷美紀が好きだというバッハの「無伴奏チェロ組曲の第二番二短調」を流す。既に部屋の明かりを落としているので、キャンドルの灯りのみが部屋を照らすことになる。

バスルームから出ると、一変した部屋の雰囲気に驚く。その女性には下着をつけ、上にガウンを羽織ってもらう。

事前に部屋の中を再確認していただく。防災モードのイベントである。低層階での開催、非常の飲食物、懐中電灯を用意し、着替えや靴、荷物などを一箇所へまとめ、出口への導線には、物を置かず、すぐ脱出できるようにしている。避難路(!?)の確認だけはしておいたのだ。

少し落ち着いたところで、アイマスクをつけていただく。通常のものより、頑丈なのものだから、つけた途端に、彼女の目の前には暗闇が広がる。

彼女をベッドの角に座らせ、私は少し離れたところから話しかける。当初は椅子に括りつけ、身動きできなくすることも考えたが、こんな時期である。防災上、不適切だろう(しかし、あの時、SMプレイに興じていて、吊られたり、張り付けられていた人達はどうだったんだろう)。大型レジャー施設のアトラクションの解説員よろしく、これから始まることを少しだけ、説明していく。同時に、入口だけはすぐわかるようにバスルームからの灯りをもらす。再度、導線の確保である。また、少しでも異常があれば、このプレイは即時、中止することも伝える。安全は確保してあるので、安心していただく。

特に恥ずかしい言葉を投げかけたり、責めるような言葉は一切、発しない。まずは暗闇に慣れてもらう。まるで、催眠術師が催眠をかけるときのようでもある。

時々、近づいたり、離れたり、声を大きくしたり、小さくしたりする。私の立ち居地を曖昧にしつつ、一人、そこにいるという状況を演出する。その間に、部屋の前に待機していた2人のメンバーの一人を招きいれ、シャワーを浴びてもらう。シャワーから出ると、そのメンバーは彼女に近づき、いわゆる恥ずかしい言葉を浴びせる

。言葉責め、羞恥プレイである。当然、そのメンバーは一切、手を触れない。むしろ、言葉の愛撫というべきもので、身体を撫でまわす。そのメンバーは、彼女とは初対面。当然、会ってもいない。いままで聞き慣れた私の声だけだったものに、聞き覚えないのない新しい声が加わる。その彼も声の大小を駆使する。同時に、彼女に触れることなく、ベッドの端に手を添え、強弱をつけ、振動させた。

さらに、待機していたもう一人のメンバーを部屋へ招きいれ、シャワーを浴びてもらう。シャワーから出ると、彼は以前、その女性の対応をしたことがあり、面識があるので、敢えて、声は出さず、吐息を身体に浴びせてもらう。その女性にとって、誰かわからないメンバーが加わり、新たな刺激を与えていくことになる。

身体に触れることなく、掌を肌に当て、気を送る。化学反応か、触れることもないのに、その女性は身体を撫で回されていると錯覚し、身悶えをする。その間、私は、少しずつ、気配を消していく。

そんな時間が数十分も続いたところで、その女性へガウンを自ら脱ぎ、さらに、下着を外すことを命じる。恥ずかしがりながらも指令に従う。

その女性が脱いだパンティを手に取り、敏感なところが当たる布地に指を触れてみると、案の定、濡れそぼっていた。

そのことを告げると、大きく、身を捩り、恥ずかしさと歓喜が入り混じる声を上げる。ある意味、羞恥の極地。知られたくなかったことをそこにいるものに知られてしまったのだ。

言葉や吐息、気の愛撫はさらに続く。その方向は予測不可能、あらゆる角度から投げかけられる。この部屋には、いったい何人もの人がいるのかもわからなくなってくる。

そして、目隠しを外すことなく、彼女の身体をまさぐる。まるで千手観音のように、ありとあらゆるところを刺激していく。その女性は快感に身を任せるしかない。目隠しプレイは、文字通り、目隠しでの3Pへと雪崩れ込んでいく。その女性は、誰かわかない男によって、暗闇のまま、官能というDANCEを踊らされる。そんな光景を見ながら、私は声と気配を消しながら部屋から遠ざかる。“男はずるい”か――。


※本原稿はアメーバブログ「グループセックス・ナヴィ!」の2011年4月に書かれた日記からの転載になります。



アダルトブログランキングへ

  1. 2011/11/11(金) 02:07:50|
  2. activity
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0