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昼下がりのバレンタイン

その日はどこも満室だった。平日の昼間、本来であれば、空室など、いくらでもあるはずだ。しかし、予約はなかなか取れず、困難を極めたが、あるコネクションを利用し、漸く部屋を確保することができた。

私が関わるサークルでは、平日昼間にイベントを開催することも少なくない。いわゆる、主婦の方が参加しやすい平日の午前から午後にかけて時間を設定することがある。昼下がりに妖しげなことをするのだが、その際、シティホテルのデイユースというプランを利用している。通常、ホテルのチェックイン時間は午後からだが、同プランであれば、午前中、もしくは昼などから利用が可能である。宿泊はできないが、私達の利用時間に合わせ、部屋を押さえることができる。ラブホテルのサービスタイムなどという方法もあるが、セキュリティ―対策もあり、シティホテルを利用することにしている。


その日とは2月14日、全国的にはバレンタイン・デイである。特にバレンタインなどに拘っているわけでないが、同日にイベントが重なってしまった。要するに参加希望する方が複数いたということ。

予め、随分前から参加希望をいただいていた女性のイベントは、数週間前には予定が立っていたが、ホテルに空室が少ないのを訝りながらも部屋は押さえることができていた。それでも漸く、見つけたという感じであり、平日の昼間にも関わらず、料金設定も何故か、高めになっていた。

しかし、新たな参加希望は連絡が来たのは直前、数日前である。メンバーの調整がつかなければ、お断りするだけだが、幸いのことにメンバーの都合は付く。ならば、ホテルだけである。

本来であれば、最初に予定しているホテルの部屋の別室が取れれば、スムーズであった。私自身、参加するわけではなく、調整段取りだけだから、同じホテルであれば、移動の手間が無くて済む。

ところが、既に空室はない。最初に部屋を押さえたホテルの近隣を探すが、どこも空きがない。

しかたなく、最初のホテルの場所から随分、遠いところでホテルを予約することにする。そこも奇跡的に取れたという感じで、空室も残りわずかというところだった。

そのため、私自身、第一会場で調整段取りし、時間差で調整段取りした第二会場へ向かうことになった。結局、電車で移動すること数十分という、大移動になったのだ。

道具関係など、備品(!?)が多かったため、重い荷物を担いでの電車移動、それだけで、重労働である。

そんな慌ただしいバレンタインだったが、無事に第一、第二会場の調整を終えると、手許には2個のバレンタイン・チョコが残ったのであった。お義理ではあるが、戦利品(!?)としておこう。

それにしても私達に限らず、昼下がりにお盛んなことである。夜にホテルが満室ならわかりそうなものだが、昼に利用するカップルが多いらしく、ほとんどどこも満室状態。

決して、中国の旧正月の関係ではないだろう。それだけ、平日昼間に女達と男達が蠢いていることの証明である。きっと、快感と感謝を込めたチョコレートの交歓会が行われたのだろう。何か、この国の性事情の一端を調整しながら垣間見たようだ。


ちなみに、その日は手許に3個のチョコレート。3個目はどこでいただいたかは、内緒にしておこう(笑)。

※本原稿はアメーバブログ「グループセックス・ナヴィ!」の2013年2月に書かれた日記からの転載になります。
  1. 2013/02/18(月) 11:23:13|
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