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黄金週間に秘密の楽園――「Club House in Secret Resort」(2011年5月)

今年のゴールデンウイークは“自粛”で、国内外とも出控える人も多かったみたいだが、後半になってから、各地の観光地もそれなりに盛況になったようだ。ゴールデンウイークではお馴染みの大渋滞なども出現した。景気浮揚のため、人々は東奔西走したということだろうか。

私達のゴールデンウイークといえば、毎年、都内に居残り、都心のシティホテルを転々とするというのが年中行事。この時期、観光がてら上京する方や家族旅行の隙間に参加する方など、3Pを体験するというのが少なくない。気づくと、ホテル通い(!?)なんていうことになる。


ゴールデンウイークの最中、私の関わるサークルとしては久しぶりに、ミニパーティを開催した。複数のサークルがコラボレートした“艶会”や学校の課外授業としての“交流会”は開催していたが、女性リピーターと男性メンバーによるものは久しぶりのこと。いままでもパーティの開催を希望されるリピーターは多かったが、メンバーが多忙で、女性の人数に対して、男性が足りないということもあったため、開催はしてこなかった。ところが、今回、地方転勤していたメンバーが一時帰省したことや家族が旅行に行ったため、時間ができたというものがいたため、開催をすることにした。元々は、最近、参加された女性から要望があったもので、メンバーと勝手に盛り上がり、私が段取りを取ることになったという次第。

基本的に、告知は私の関わるサークルのHPの掲示板と、パーティがあれば声をかけてくださいといわれていたリピーターに声をかけたのみ。文字通り、ひっそりと、慎ましやかに開催することにした。

もっとも、あまりリピーターが集まりすぎても対応できるメンバーが足りない。同時に、今回は純粋に、私の関わるサークル内でのイベントとしたかった。大規模なものではなく、小規模なもの。パーティ初心者のために、安全に安心して、楽しめる、基本の基本というものを催したかったのだ。

いつもは、パーティにテーマやコンセプトを立てるが、今回は身内(!?)の集まりである、大層で大仰なものは必要ない。ところが、癖とは恐ろしいもので、つい拘ってしまうのは、僕の悪い癖(杉下右京風に読んでいただきたい)。

タイトルは「Club House in Secret Resort」。テーマも“都内某所に「秘密の楽園」を出現させ、同所にクラブハウスを設立する”というもの。その案内には、“このゴールデンウイーク、国内外の観光地や保養地への旅行を「自粛」し、東京滞在という「都市のエピキュリアン」のため、秘密の楽園にある、私達のクラブハウスで、やや息苦しく、重苦しい日常というやつを吹き飛ばしていただければと思います。私達がお贈りする楽園生活をご堪能ください。”とまで、書かせていただいたのだ。

そんな能書きをつけたものだから、また、準備や仕込みに、時間がかかることになる。自業自得だが、好きだからしょうがない(笑)。

10名にも満たない、こじんまりとしたものなので、特に大きな会場は用意しなかったが、それでもいつものイベントとは違い、プレミアムなスペースを用意した。このところ、防災モードで、低層階に拘っていたが、敢えて、高層階にする。都市の景観を睥睨する眺望に拘る。秘密の楽園なので、非日常感は必要である。

そして、部屋には、アロマを焚き、香りで異空間を演出。部屋に備え付けられた大型モニターに、空の青さと海の碧さを映し出す。一歩間違えると、病院の待合室の環境ビデオ状態だが、作品選びが奏功して、いい意味での非日常が作られる。

この日、パーティは昼から夜まで。終電に間に合うように、つかの間の楽園を出現させていただくことにしている。昼を過ぎ、この楽園の住人達が、私達のクラブハウスに集まりだす。

当初、男女同数での開催だったが、メンバーが急に都合が悪くなり、女性の方が多いという状況になってしまう。本来であれば、サポーターを頼むべきかもしれないが、今回はそれも敢えてせず、人数が足りないなら、足りないなりに楽しもうということにした。

秘密の楽園の住人はリゾート気分を満喫するように、シャワーを浴び、セクシーでラグジュアリーなコスチュームに身を包む。それだけで、私達のクラブハウスは華やいでいく。

テーブルには、甘美なる逸品と豊潤なる葡萄酒とともに、東北の日本酒や銘菓を並べる。些細なことだが、後方支援をさせていただく。

男女問わず、初対面となるものも少なくなかったが、価値観を共有するもの同士、不思議な連帯感で、ひとつとなる。複数のサークルだとローカルルールの刷り合わせなどが必要だが、私達の作法を共通言語としているため、その必要はなく、ある意味、収まりがいい。艶会や交流会などで、50名前後、時には100名までに膨れ上がる、大規模の宴席を設けさせてもらっていたが、人数が多ければ多いほど、拡散する。ところが人数が少なければ少ないほど、濃密になる。どちらも良し悪しがあるが、“アット・ホーム”なものは久しぶりで、私自身、心休まるものがある。


もっとも、だからといって、体休めているわけにはいかない。男性不足ゆえ、私も率先して、対応しなければならないが、参加者が五月雨式に来るため、その誘導と、晩餐のための買出しなどもしなければならない。私だけがシャワーも浴びず、動き回れなければならない。

夜の帳が下り、節電で光量が不足しているとはいえ、東京の夜景が鮮やかになる頃、私はデパ地下へと、走る。数多くのパーティを経験している。買出しは慣れたもの。何を買えば、華やかさと味覚のバランスが取れ、CPが高いかを熟知している。デパ地下の知識は、家電俳優兼デパ地下俳優、細川茂樹を凌ぐ(!?)。


淫なる熱気を帯びた部屋に戻ると、選りすぐりの“ご馳走”をテーブルに拡げる。晩餐のため、特別に用意したスパークリングワインを出す。かつて、艶会で、シャンパンタワーをした際に使用したイタリアの名酒である。この日、一時帰省したメンバーの乾杯の音頭で、華やかな酒席が催される。

大型モニターには、『バーレスク』や『ナイン』など、ミュージカル映画の傑作を映し出す。秘密の楽園は、海辺のリゾートから、ショービズの聖地、ラスベガスへと、場面展開する。

ゴージャスでグラマラスな映像がパーティ気分を盛り上げる。この辺の映像とのコラボレーションは艶会や交流会譲り、慣れたもの。



その日に起こったことは詳述しないが、ささやかな宴席は、終電に合わせるように、しめやかに終えさせていただいた。ほとんどの方がパーティ初体験にも関わらず、その場を充分に楽しみ、寛いでいただいたみたいだ。同時に、それまで、男性メンバーと顔を合わすことはあっても、女性リピーターと顔を合わすことはなかったが、それが同席することによって、参加している女性が、いい意味で普通であることに、安心感を覚えたようだ。


こんな願望や妄想を抱き、それを現実のものとして成し遂げようとするのは、自分くらいではないかと思い、悩みもする。しかし、決して一人ではなく、仲間(!?)がいることに、不思議な安寧を抱く。

さらにいえば、自らの性的な多様性の萌芽も確認することとなる。ある意味、女性は男性より、柔軟で、想像力が豊かで、行動力があるのだ。

ちなみに、男性メンバー不足は、リピーターに、女性メンバーとなっていただき、凌いだ。たまには、こんなパーティもあっていいだろう。次はいつになるかわからないが、機会があれば、プレミアムな時間を皆様と共有したいもの。


※本原稿はアメーバブログ「グループセックス・ナヴィ!」の2011年5月に書かれた日記からの転載になります。


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  1. 2011/12/15(木) 15:57:01|
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目隠しプレイ~暗闇でDANCE!(2011年4月)

あの大震災から一ヶ月が経った。確かに「明けない夜はない」。だが、夜はまた、やってくる。そして、朝もやってくる。節電や計画停電など、省エネルギーで、エコロジーが求められる。ここ数年の潮流ではあったが、加速度を増すのは、こんな時期だからであることはいうまでもない。金やエネルギー使い放題のバブル景気に浮かれたこともあるが、いまや、そんなことを言っている場合ではないのだ。楽しみは、想像力と創造力があれば、いくらでも見つけれる。想像を創造へと変える力は持たざるものの武器でもあるのだ。

私が関わるグループセックスのサークルには、3Pをしたいという女性だけでなく、自らのセックスファンタジーを実現するために、参加されるという方も少なくない。すべての女性の願望や妄想を叶えるセックス・ファンタジスタを自認する私達としては、常日頃から創意工夫、鋭意努力を惜しまないのである。

その女性は、20歳代半ばの会社員の方で、検索サイトから私達のHPへ辿りつき、何度か、参加していただいている。いわゆるリピーターである。前回の参加時に、短時間だが、目隠しをされ、それがとても興奮したらしく、今回は目隠しプレイをしたいというリクエストをいただいた。1対1の目隠しプレイはあるが、2人きりなので、予測ができてしまう。それが複数だと、予測不可能、制御不能になり、もっと刺激的になるのではないかという。

というわけで、今回の“ミッション”は目隠しプレイである。前回も短時間だが、試みている。当然、それと同じことをしては面白くない。私達は予定調和を嫌う。想像や予測以上のことをしなければ、私達らしくないと、勝手に思っている。

私達のイベントでは、参加女性とホテルのロビーやラウンジなどで待ち合わせをし、メンバー紹介してから、ホテルにチェックインする。随分前だが、参加された女性に了解を取り、メンバーを紹介せず、私と二人だけで入室し、シャワーを浴びて、すぐに目隠しをしていただいたことがある。目隠しをしたまま、メンバーを入室させ、シャワーを浴びさせて、そのまま3Pへと雪崩れこんでいった。元々、私の知人が立案し、試したものだが、今回は、それの進化系、発展系を試みることにした。

勿論、数回の参加で、私達とその女性の間には信頼関係が築かれている。彼女は、私達なら安全に安心して、楽しめると信じて、身を預ける。当然、私達は、その信頼や期待を裏切ることなどしない。

待ち合わせの場所に現れた女性は、バンビのような(と、敢えて大時代的な形容をしてみる。わかる人はわかるはず)可憐で、華奢であるが、いつもより、少し緊張しているように見えた。目隠しプレイをするにあたり、ある試みがあるので通常の進行とは違うことをするが任せてくれないか、と事前に伝えてはいるが、待ち合わせに際して、改めて了解を取り付ける。

当然、快諾いただく。その時は、まだ、詳細は伝えていない。最初から種明かしをしたら、楽しみも半減するというもの。

その女性は、幾分、顔の強張りを増したように見えたが、その瞳の奥にはチャーミングなエロティシズムを湛えている。これから始まることに、不安や恐怖ではなく、期待で胸が膨らむというところだろうか。

まず、部屋に入ると、今回の私達の提案を快諾していただけたことに、改めてお礼をいわせていただいた。単なるネット経由の繋がりではあるが、その中で、信頼という絆を築けたことは嬉しい限り。

目隠しに興味を持ったのは、前回の“お試しか”だけではなく、「暗闇ごはん」という、浅草の寺院で行われている暗闇でごはんを食べるというイベントにもあったそうだ。暗闇ごはんとは、アイマスクを着用したまま、座敷に座り、暗い中、参加者が挨拶をして、打ち解けたところで、食事を次々と供していく。何が出てくるか、口にするまでわからず、食したときの意外性と、ただ、黙々と食すのではなく、コミュニケーションを取りながら進められていくという。そんなことを一度、体験したかったそうだ。

私は、その女性に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というイベントの話をする。日常生活のおける様々な活動を暗闇空間で、聴覚や触覚など、視覚以外の感覚を駆使して体験するエンターテインメント形式のワークショップこと。参加者は数名のグループを組み、光が遮断された暗闇の中に入る。アテンドスタッフのサポートのもと、暗闇の世界を探検し、音、匂い、味、温度、感触を暗闇の中で体験する。視覚が遮られることで、視覚以外の五感が研ぎ澄まされ、また、外見や肩書きにとらわれないコミュニケーションの可能性を見出せるプログラムになっているという。参加者の体験や感じたことを交換して、新しい関係を構築することが出来ることが特徴でもある。


今回、同イベントにインスパイアーされたものであることを告げる。30分ほど話したところで、その女性には、シャワーを浴びてもらう。その間、私は部屋のセッティングを開始する。

アロマキャンドルを燻らせ、怪しい匂いが部屋を満たしていく。そして、BGMに、i-podから中谷美紀が好きだというバッハの「無伴奏チェロ組曲の第二番二短調」を流す。既に部屋の明かりを落としているので、キャンドルの灯りのみが部屋を照らすことになる。

バスルームから出ると、一変した部屋の雰囲気に驚く。その女性には下着をつけ、上にガウンを羽織ってもらう。

事前に部屋の中を再確認していただく。防災モードのイベントである。低層階での開催、非常の飲食物、懐中電灯を用意し、着替えや靴、荷物などを一箇所へまとめ、出口への導線には、物を置かず、すぐ脱出できるようにしている。避難路(!?)の確認だけはしておいたのだ。

少し落ち着いたところで、アイマスクをつけていただく。通常のものより、頑丈なのものだから、つけた途端に、彼女の目の前には暗闇が広がる。

彼女をベッドの角に座らせ、私は少し離れたところから話しかける。当初は椅子に括りつけ、身動きできなくすることも考えたが、こんな時期である。防災上、不適切だろう(しかし、あの時、SMプレイに興じていて、吊られたり、張り付けられていた人達はどうだったんだろう)。大型レジャー施設のアトラクションの解説員よろしく、これから始まることを少しだけ、説明していく。同時に、入口だけはすぐわかるようにバスルームからの灯りをもらす。再度、導線の確保である。また、少しでも異常があれば、このプレイは即時、中止することも伝える。安全は確保してあるので、安心していただく。

特に恥ずかしい言葉を投げかけたり、責めるような言葉は一切、発しない。まずは暗闇に慣れてもらう。まるで、催眠術師が催眠をかけるときのようでもある。

時々、近づいたり、離れたり、声を大きくしたり、小さくしたりする。私の立ち居地を曖昧にしつつ、一人、そこにいるという状況を演出する。その間に、部屋の前に待機していた2人のメンバーの一人を招きいれ、シャワーを浴びてもらう。シャワーから出ると、そのメンバーは彼女に近づき、いわゆる恥ずかしい言葉を浴びせる

。言葉責め、羞恥プレイである。当然、そのメンバーは一切、手を触れない。むしろ、言葉の愛撫というべきもので、身体を撫でまわす。そのメンバーは、彼女とは初対面。当然、会ってもいない。いままで聞き慣れた私の声だけだったものに、聞き覚えないのない新しい声が加わる。その彼も声の大小を駆使する。同時に、彼女に触れることなく、ベッドの端に手を添え、強弱をつけ、振動させた。

さらに、待機していたもう一人のメンバーを部屋へ招きいれ、シャワーを浴びてもらう。シャワーから出ると、彼は以前、その女性の対応をしたことがあり、面識があるので、敢えて、声は出さず、吐息を身体に浴びせてもらう。その女性にとって、誰かわからないメンバーが加わり、新たな刺激を与えていくことになる。

身体に触れることなく、掌を肌に当て、気を送る。化学反応か、触れることもないのに、その女性は身体を撫で回されていると錯覚し、身悶えをする。その間、私は、少しずつ、気配を消していく。

そんな時間が数十分も続いたところで、その女性へガウンを自ら脱ぎ、さらに、下着を外すことを命じる。恥ずかしがりながらも指令に従う。

その女性が脱いだパンティを手に取り、敏感なところが当たる布地に指を触れてみると、案の定、濡れそぼっていた。

そのことを告げると、大きく、身を捩り、恥ずかしさと歓喜が入り混じる声を上げる。ある意味、羞恥の極地。知られたくなかったことをそこにいるものに知られてしまったのだ。

言葉や吐息、気の愛撫はさらに続く。その方向は予測不可能、あらゆる角度から投げかけられる。この部屋には、いったい何人もの人がいるのかもわからなくなってくる。

そして、目隠しを外すことなく、彼女の身体をまさぐる。まるで千手観音のように、ありとあらゆるところを刺激していく。その女性は快感に身を任せるしかない。目隠しプレイは、文字通り、目隠しでの3Pへと雪崩れ込んでいく。その女性は、誰かわかない男によって、暗闇のまま、官能というDANCEを踊らされる。そんな光景を見ながら、私は声と気配を消しながら部屋から遠ざかる。“男はずるい”か――。


※本原稿はアメーバブログ「グループセックス・ナヴィ!」の2011年4月に書かれた日記からの転載になります。



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  1. 2011/11/11(金) 02:07:50|
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私達のリゾート計画(2010年3月)

先月だが、村上龍が司会をする『カンブリア宮殿』(テレビ東京系 毎週月曜日午後10時~10時54分)に、「星野リゾート」の代表、星野佳路が出ていた。

星野リゾートとは、軽井沢の「星のや」を始め、茅野の「リゾナーレ」、北海道の「トマムリゾート」などを経営する総合リゾート運営会社だ。

経営不振に陥った旅館やリゾートの再生でも知られるが、環境作りやコンセプト作りなど、その発想や手法は、いままでの大型旅館や大規模リゾート開発とは一線を画している。


星野が作るリゾートは、日常と寄り添いながら、非日常の中に、新しい気づきや感動を生み出す。星野は公式HPの中で「『リゾートは自然破壊』というイメージを払拭し、リゾート事業自体が自然環境の活用と保全を両立する手段として認知されるためにも、今後も努力を続け環境対策面の能力を高めて行きたいと考えております」と語っている。

リゾート開発というと、バブル期の自然破壊、環境破壊、人間関係破壊などとともに、砂上の楼閣ごときの豪華絢爛、華美装飾にあふれたものを想像しがち。だが、星野のリゾートは、それと対極にあるものだ。

私自身は軽井沢や京都の星のやに泊まったことはないが、同番組の紹介を見ると、その旅館を訪れるところから、日常から非日常への演出が始まるという。

軽井沢では、全室離れの部屋へ徒歩ではなく、森の中を車で行く(まるで森林浴ドライブだ)、京都は、旅館へ徒歩や車ではなく、川を屋形船で行くのだ。

そして、部屋には時計もテレビもないという。時間が緩やかに動き出し、日常が非日常へとシフトしていく。

軽井沢にある星野リゾートが運営する日帰り温泉施設「トンボの湯」やショッピングモール「ハルニレテラス」などには、何度か、訪れたことがある。

どれも従来のリゾート施設とは違う。自然と寄り添いながらも、ただの素朴や質素とは異にする。どこかしら、粋と洒脱を含み、そこに洗練と先進が息づいている。私のような都会人(笑)でも、とても居心地が良い。


実は(というまでもないが)、私はグループセックスのサークルに関わっており、その活動は10数年に及ぶ。

特に目立ったことや派手なことをしているわけではないし、現在のHPを開設して10年経っても、アクセス数は40万にも満たない。それでも参加を希望する女性は途絶えることなく、時には現在のメンバーでは対応できないことも起きている。嬉しい限りだ。

私達の活動は、基本的に、その場限りとさせていただいている。男性メンバーと、女性参加者は、その場での付き合いで、イベント後、私的に交流することはない。一期一会みたいなところもある。

あくまでも、非日常の付き合いでしかなく、日常をともにすることはない。そういう点では、ある意味、私達のサークル活動もリゾートみたいなものだろう。

私達と過ごした非日常の時間が参加された方の日常を活性化させる。日ごろの疲れや憂さを忘れ、晴らす。来た時より、帰る時には、心や身体が軽くなる。澱のようなものも洗い流されていく。何かを得て、満ち足りた気分になっていただければ、それだけで、嬉しくなるものだ。

元々は、3Pの楽しさを知ってもらうとともに、自らの性的な願望を叶えるために、活動をしたわけだが、時間の経過とともに、個人的な欲求を満たすというより、いつしか、その環境を作るということに夢中になっていった。

男性メンバーや女性参加者が3Pを楽しむためのサークル活動の維持・運営をしつつ、また、それらを取り巻く、3Pをはじめとするグループセックスを楽しめるシステムの構築、私達のサークルだけでなく、信頼できるサークル、パーティなどとの連携、インフラ(!?)の整備、後進の育成など、広い意味での環境作りを心がけている。数年前から関わっている「遊びの学校」なども、その一環だと思っている。

何を大袈裟なことと思われるかもしれないが、もはや子供ではない、大人である。この世界で得てきたものを多少なりとも還元する時期に来ているようだ。

あくまでもグレイで、ニッチな遊びである。“グループセックスに市民権を”などというつもりはないが、ほんの少しでもこの世界が認知され、もう少し自由に楽しめる状況になればとは考えている。

勿論、そんなことを毎日、考えているわけではない。ただ、そんな思いが誰かに届き、その輪が無限連鎖のように広がっていく――そうであれば、こんな素敵なことはないだろう。

少しでも人の心の琴線に触れ、心や身体を癒すことができればと思っている。私達は路上の理想主義者であり、夢や希望の実現主義者でもある(笑)。


先日、ある女性から、こんなメールを貰った。その女性は、私が関わるサークルのリピーターで、5年ほど前に、一度、参加して、その後、参加していただいてなかった。もっとも、お住まいが東京ではなく、地方都市だったため、上京する機会もなかったのだ。ところが、お仕事の関係で、昨年末から東京に3ヶ月ほど、滞在することになり、その間、通常イベントやミニパーティなど、短期間に集中的に参加された。最初に参加された時は、まだ30歳代半ばだったから、もう既に40歳は超えているはずだ。


     *             *


先日、東京から地元へ戻りましたら、すごく、たくさんの人(女性は、ほぼ全員)に、「東京で何か(フェイシャルか、皮膚科か)してきたの?」と、尋ねられました。

ご近所で、仲良くしている80歳過ぎのおばあ様にまで(笑)、「何か、特別に肌に良いものが存在するのかしら?」と、質問されてしまいました。
「あなたの肌は、帰ってらしてから見違える」ようです。

そして、それよりも驚いたことがありました。

ちょうど、その直後に受けた健康診断で、もう10年以上、「早期更年期の可能性が高い、性ホルモンの乱れあり」と、数値に出ていたのが、まったく正常値に戻っていて、「え? 本当に?? そんなことってあるの???」とびっくりいたしました。突然の変化に、念のためと再検査までされてしまいました。

人の身体って、こんなに簡単に変化するものなのです。わざわざ苦い薬を飲んでみたり、あれこれ医者に言われることを努力してやってみても効果がなかったのに……自分でも信じられませんでした。

なんだか、皆様にものすごく感謝の気持ちが涌いてきて、抑えきれなくなってしまって、結果を見ながら涙ぐんでしまったのです。

こんなことは、とても偶然とは思えませんし、他に思い当たる理由もありません。どう、お伝えしてよいのか、わかりませんが、心から、ありがとうございます。皆様に出会えて、本当に良かったと思いました。


        *                 *


私達がしてきたことに美容的、医療的な効果があるのか、ないのかは、わからない。ただ、少なくとも、その女性に取って、私達との非日常が日常を活性化するものだったことは確かなようだ。

おそらく、私達のリゾート計画というのは、バブル期の豪華絢爛、華美装飾のものではなく、人の心と身体を優しく包み込み、癒すものの中で、遂
行されなければならないのだろう。

施設や装備などではなく、“人力”。それがすべてである。私達は決して、特別な人間ではない。外見はどこにでもいる普通の社会人(よく、とても3Pなどしそうもないといわれる)である。

ただ、丁寧で丹念なコミュニケーション(勿論、敢えて、聞かない、話さないことも含んでいる)だけは気をつけている。同時に、来ていただく方へ“もてなし”の心で臨んでいるのだ。それが私達の“矜持”かもしれない。


※プライバシー保護のため、プロフィール、メールの内容は一部修正しております。ご了解ください。


※本原稿はアメーバブログ「グループセックス・ナヴィ!」の2010年3月に書かれた日記からの転載になります。



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  1. 2011/09/24(土) 11:03:03|
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10th Anniversary(2008年12月)

気づいたら、10年が経っていた。私が関わるグループセックスのサークルがこの2008年12月で、活動を開始して10年になる。

当時は、単独女性のための3Pをするサークルなど皆無で、おそらく、日本で初めてのものだろう。輪姦や乱交のサークルはあったが、カップルや夫婦のサポートではない3Pを標榜したのは、私達である。

いまでは、決して珍しくはなく、どこも“私達が一番最初”と、用法を間違いながら、主張しているが、私が関わるサークルこそ、オリジナルであることを、類似サークルの主催者も了解しているはずだ。

もっとも蕎麦屋や佃煮屋の元祖争いではない。そんなことはどうでもいいだろう。各々のサークルがルールやマナーを遵守し、健全に運営してさえいれば、女性にとって、選択肢が広がるのは、いいことかもしれない。

考えてみたら、10年というのはすごい(と、敢えて、幼稚な表現を使ってみる)こと。まさか、こんなに続くとは思っていなかった。10年が早いか、遅いかはわからないが、気がついていたら、10年になっていたという感じだ。

先日、私の関わるサークルのHPを開き、活動暦を見たら、最初のイベントが1998年12月とあった。

HPを立ち上げたのが1999年の春、その後、プロバイダーを移行して、2000年に現在のHPになった。

カウンターそのものは、2000年3月に設置して、それでもアクセスが40万を超えていないから、いわば、路地裏にひっそりと佇む銘店(!?)という雰囲気ではある。

それでも参加を希望する女性がいるから、この活動が継続し、そのHPも存続する。しかも参加を希望する方は引きもきらず、現在のメンバーでは対応が難しく、調整に苦慮するという状況も起きているのだ。

私達の特色として、リピーターが多いことがあげられる。一度は好奇心で参加をしてみるが、次があるというのは、好奇心を満たすだけでなく、その対応に不備や錯誤がなく、また、参加したいと思わせるものがあるからだと、思っている。

ある種、リピーターの多さが安全性の証明でもある。その参加が契機となって、グループセックスの世界の面白さに目覚め、いろいろと泳ぎ回る方もたくさんいる。時々、パーティやバーなどで、以前、参加したことがあります、私達のサークル出身です、と、声をかけられる。勿論、私達から迂闊に声をかけるような真似はしない。


10年の総括みたいなものは、また、どこかですべきかもしれないが、いまは、私達を信じて、飛び込んでいただいたすべての女性に感謝したい、というだけだ。

いまでこそ、3Pを始めとする“グループセックス”というものの認知度は上がったが、当時はインターネットや携帯電話もいまほど、一般に普及しておらず(“ウィンドウズ95”のブームもあったが、まだ、ウィンドウズを買えば、インターネットが出来ると思っていた方もいた時代だ)、簡単にアクセスできるものではなく、アンダーグラウンドなものだった。何しろ、パソコン通信や伝言ダイヤルなども使用していた時代からだ。

雲を掴むような状態だった。そんな中、人との繋がりを信じ、飛び込む、並大抵のことではなかったはず。そうした女性の勇気の連鎖がこの活動を継続させていったといっていいだろう。

10年間、素敵な女性との出会いを可能にしてもらったグループセックスの世界に感謝している。今後は、その世界に恩返しをしたいとも思っている。


そんな活動の一環が複数の信頼できるサークルとコラボレートした劇場型の大規模交流会「大人の艶会」であり、それを母体に発展し、特化した、グループセックスの流儀や作法を学ぶための「遊びの学校~school of play」である。

同学校の授業としての公開講座の開講、その課外活動としての見学会、懇談会、交流会の開催は、来るべき時代への布石であるといっていいだろう。

いわば、次の10年(そんなにするかわからない!?)は、私の関わるサークルの活動を継続しつつ、後進の指導もしなければと考えている。それが恩返しでもあるし、社会還元(というほど、大げさなものではない)というものだ。


10周年を記念したイベントなどは、私達に似合わないので、特にすることはしない。ただ、いままで通り、路地裏の銘店として、地道な活動を続けつつ、その一方で、この世界の健全化・発展化に寄与していくつもりだ。

11年目になる私達をこれからもよろしくお願いする。素敵な大人の男と女の遊びの世界をともに作っていこうではありませんか。


※本原稿はアメーバブログ「グループセックス・ナヴィ!」の2008年12月に書かれた日記からの転載になります。


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  1. 2011/09/22(木) 16:55:14|
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メンバー・プロフィール

TOMI

女性に対するやさしさ、気配りは天下一品。男性の快楽より、まず女性の快楽を優先する主義の持ち主。当会のリーダー。女性経験は豊富で、学生・OLから人妻・熟女まで、守備範囲は広い。本業はソフト会社経営の実業家。趣味は読書とドライブ。好きなのは仏のシュールレアリズム文学。愛読書はアンドレ・ブルトンとジョルジュ・バタイユ。暇があると、山や海へ釣やバーベキューなどに出かける。
OVER 40  既婚 170cm 56K

MATSU

日程の調整や会の段取り、交渉など、当会のマネージャーであり、プロモーターである。環境作りと雰囲気作りはお手のもの。いままで3P 、オージー、スワップの体験は数知れず。その経験から人脈も豊富で、3Pのサポーター、SMの先生、パーティ主催者など、裏の紳士録ができるほど。本業は企画会社を経営。趣味は映画鑑賞と旅行。好きな監督はブニュエルとフェリーニ、スコセッシ、タランティーノ、ベンソン。旅行は内外問わず。好きな土地は国内では沖縄。海外ではアイルランド。温泉も好きで、群馬、栃木周辺に出没。マッサージ好きで、アロママッサージを研究・実践している。
OVER 40 既婚 172cm 75K

NISHI

3Pやオ-ジーなど、複数プレイの経験は豊富。体力、技術を裏付けるやさしさが身上。新劇俳優のようなルックスを持つ正統派の2枚目である。本業は某企業の企画担当。その仕事ぶりもそつがないと評判だ。趣味はお酒。酒豪だが、絶対つぶれない。ビール、ウィスキー、ワインなどを品良く嗜む。数年前まで、海外赴任中で、かの地において、当会のインターナショナル・リピーターズの対応をしていた。現在は、帰国。日本人女性の素晴らしさを実感しながら、活動している。
OVER 40 既婚 176cm 70k

TAKA

3P経験は豊富で、かつては彼女と複数プレイに興じていたという。普段は敏腕営業マンとして活躍するだけに、その人の気持ちを掴む話術はさすが。趣味でバンド活動をしており、ドラムスを担当している。リズミカルにジャズを奏でる。
OVER 30 既婚 172cm 61k

K

交際誌を通して、ご夫婦やカップルのサポートを長年してきたベテラン。臨機応変なプレイが身上で、いまだにご夫婦・カップルの誘いが多いという。某企業に勤務し、企画関係の仕事をしている。趣味は多彩で、食や映画、音楽など、その知識は専門家を凌駕する。豊富な読書量の一方で、舞台やコンサートにも頻繁に足を運ぶ。足裏マッサージを得意とする。左右の足の長さ調整もできる。
OVER 40 独身 178cm 84k

SYUUYA

明るい会話と雰囲気造りが身上。そして楽しいお酒が大好きで、ビール・ワイン・カクテルといけるくち。趣味は音楽鑑賞。JAZZからR&B、HIP HOP、ROCKとそのジャンルも幅広い。3Pの経験も豊富で、優しく柔らかいタッチの癒し系。普段は販売の仕事をしており、人当たりの良さが魅力である。
OVER 30 既婚 171cm  60k

ISSAY

ソフト&ハード。ソフトな優しい面持からは想像できないほど、ハードで、タフネスなプレイを身上とする。ハプニングバーやパーティなどで、経験を積み、PXも関わる大人のラブ&セックスを学ぶ「遊びの学校」で、理論と思想を勉強。皆勤賞的に受講している優等生でもある。テニスが趣味という、いい意味での良家の子息風の雰囲気も魅力である。
OVER 40 独身 170cm 66k

ROKU

ハプニングバーでは、ROKUさんがいると安心するといわれるほど、この世界の住人達からの信頼は厚い。女性の快感優先の献身的な施術(!?)が真骨頂である。自営業のため、人と接する機会も多く、その柔らかく、暖かい物腰や眼差しが接するものに緩く解していく。趣味はバイクで、ビッグトレイルもこなす、風を愛好する旅人でもある。
OVER 40 独身 176cm 72k

EITA

PXのローカルサポーターとして、ピンポイントでサポートしてもらっていたが、この度、勤務する某会社の東京本社へ栄転。晴れて、正式メンバーに昇格(!?)。本人はいたってのんびりとした性格で、それが身体全体から溢れ出ているが、プレイになると一転、視線と言葉を駆使した責め技を得意としている。この時代に珍しい、酒も煙草もギャンブルもいける口。
OVER 30 既婚 172cm 60k

※当会のメンバーは身分証明書、名刺の提出、STDを含む診断書の提出を必須としており、身元確かで、安心できるものばかりです。同時に、経験、思考、技術、容貌など、厳重な審査を経て、入会させております。メンバー以外にもイベントごとにサポーターを呼ぶことは可能です。そのための人脈と情報は豊富にあります。 その場合もメンバー同様、厳重な審査、面談を経た上で、参加していただいております。いずれにしろ、あなたが安全に安心して、楽しめる態勢を整えております。ご安心して、ご参加ください。


※現在、男性メンバーを募集しています。メンバーとして入会を希望する方は、詳細なプロフィール、ご自身のグループセックス暦、セックス観、HPをご覧になっての感想などを明記の上、ご連絡ください。年齢に関しては25歳から45歳までとさせていただきます。メールを読ませていただき、お会いしたと思う方のみ、ご連絡させていただきます。説明不足、文章の体を成してないものなど、誠意のないメールには、ご返答しかねます。ご了解いただければと思います。詳細は以下をご参照ください。ご連絡をお待ちしています。

「参加するには?(男性の方へ)」
http://px3pm.blog.2nt.com/blog-entry-3.html


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  1. 2011/09/22(木) 11:25:35|
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